ストーリー
自由すぎる校風の私立高校・桃月学園に 天才ちびっこ先生・レベッカ宮本(通称ベッキー)が赴任!
個性的な生徒達と動物達(?)と共に ちびっこベッキーが活躍したりしなかったりする
びみょーにきみょーなスクールコメディ!!
第20話 君子危うきに近よらず
第20話 君子危うきに近よらず
脚本: 金巻兼一 演出: 江島泰男
絵コンテ: 角田一樹 作画監督: 実原 登
 いつもと変わらない平和な桃月学園の朝。ロボットの着ぐるみ・ロボ子(中身は芹沢)と怪獣の着ぐるみ・ドジラ(中身は来栖)が、演劇部と映研の威厳をかけて睨み合い、C組では、姫子が玲にベタベタ抱きついてはどつき倒されるという日常風景が展開されていた。「……お腹空いてきちゃってサ〜」と言う姫子、どうやら、中華屋でバイトしている玲からカニチャーハンの臭いがしていたらしい。大好物のカニに関しては人間離れした嗅覚を発揮する姫子に、「犬並みの嗅覚ね」と、感心するやら呆れるやらの都。「わんっ♪」と能天気に喜ぶ姫子に、「お手」や「おかわり」をさせる一条さん。ところが、一条さんが胸元から差し出した怪しげなロボットアームに「おかわり」した姫子は、バリバリと感電し、煙を出して昏倒してしまった。
 気絶して保健室に連れ込まれた姫子を見守るベッキーと玲たち。ベッキーが、眠っている姫子の頭に、アホ毛の代りにキノコが生えていることに気がついた。触ってみようと、手を伸ばすと、突然プルンとふるえるキノコ。その無気味さに、ベッキーは「はうはう〜」と怯えてしまう。ようやく目を覚ました姫子を、「大丈夫か?」と珍しく心配するベッキー。いつもならここで、「ベッキー、心配してくれたの〜♪」とハグしてきそうなものだが、どういうわけか、「子供怖い〜」と怯える姫子。ベッキーが話しかけてもツッコんでもわめき散らすばかり、姫子の怖がりようは冗談とは思えない。とうとうベッキーは、「わかったよ!出ていけばいいんだろ!」と保健室を飛び出し、そのまま研究室に閉じこもってしまった。
 一方、気持ちよさそうに屋上で日向ぼっこする姫子を、物陰から伺う玲と都、6号。倒れてからの姫子はマホマホ言わないし、さっきのベッキーに対する冷たい反応と、明らかに様子がおかしい。「充電完了したら、がんばるぞ!地球征服だい!」と頭のキノコを輝かせながら、勇ましくポーズをつける姫子。事態の異常さを察し、ベッキーに報告しに行く玲たちだが、まだふてくされ中のベッキーはまともに話を聞こうとしない。仕方なく、一同は直接姫子に事情を尋ねることに。さすが姫子に寄生しただけのことはあり、ペラペラと無警戒に事の真相をしゃべり始める姫子の操り主。キノコの正体は、マタンゴ星人という宇宙人であり、胞子を撒いて地球中の生物に寄生するため宇宙から来たと言う。緊張感のかけらもないが、もしや地球の危機なのか?

【「君子危うきに近よらず」くんしあやうきにちかよらず…賢い人は決して危険なことには近づかないということ(ことわざ辞典より)】
第19話 芸が身の仇
第19話 芸が身の仇
脚本: 植竹須美男 演出: 木村卓司
絵コンテ: 福田道生 作画監督: 西田美弥子・春日香
 一癖も二癖もある生徒たちに、ジジイ先生の強烈なボケが炸裂するD組のHR。突然乱入してきたのは、いつになく神妙な面持ちのベッキーだ。なんと、C組の生徒たちが未知のウイルスに感染して緊急入院、学級閉鎖してしまったという。突拍子もない話にドッとウケるD組。ところが、盛り上がる生徒を静めようとしたジジイが、突然顔を真っ赤にして倒れてしまった。護送車で連れて行かれるジジイの姿に、ようやくベッキーの言葉を真面目に受け取るD組一同。
 C組が強制隔離されたのは、高い塀に鉄格子、防護服を着た兵士付きというバイオホラーゲームに登場しそうな病院。白い病院服を着せられた一同。一条さんと6号はおとなしくしているが、閉じ込められていることが気に入らないのか、わめきまくっている都とくるみ。いつもなら何かしら行動を起こすはずの玲は「運を天に任せるさ」と妙に落ち着いていた。退屈のあまり姫子が脱出を試みて鉄格子にしがみ付くが、流れていた高圧電流に感電してひっくり返ってしまうのだった。
 一方、ベッキーは病原体のさらなる蔓延を防ぐため、仰々しいウイルスチェッカーを持ち出して、メソウサにD組の生徒たちを調べさせようとしていた。ヒゲをつけてふんぞり返り、「どうしたね?チミ〜」などと偉そうにチェックを始めるメソウサ。「あ……?」と息を飲むメソウサに焦る芹沢、緊迫する教室。「電源入ってなかった……」というお約束のボケをして、怒った芹沢に逆さ吊りに縛り上げられてしまうメソウサだった。とりあえず全員ウイルスに感染していないことが判明し、安心するD組一同。その時、ベッキーの携帯に防疫センターから緊急連絡が入る。どうやら、ウイルスはエンドルフィンという、脳内に分泌されるとハイになる脳内麻薬物質を栄養に繁殖するらしい。ハイテンションな人間なほど、ウイルスに感染しやすいということだ。「よーするにだ。ウイルスはお前らD組みたいなキャラのこゆくて面白い連中が感染源である確率が高いことがわかったんだ」と、疑いの視線で教室を見回すベッキー。果たして感染源はD組の誰かなのか、それとも……?

【芸が身の仇】げいがみのあだ…芸があるために、かえって身をあやまることがあるということ(ことわざ辞典より)】
第18話 果報は寝て待て
第18話 果報は寝て待て
脚本: 金巻兼一 演出: 小田原男
絵コンテ: 西村博昭 作画監督: 岩瀧 智
 ある日の夕暮れ。公園の滑り台でメソウサは夕日を見ながら、一日が平和に終る幸せを噛みしめていた。そこに、「不幸になっていただけませんか?」と声をかけてきた黒い着物の少女。疫病神見習いの妙子と名乗った少女は、「是非、私のために不幸になってください」と、一方的にメソウサに頼み込む。メソウサの幸せな時間はわずかであった。
 翌日の宮本研究室、メソウサの額をけげんそうに見つめるベッキー。そこにはいかにも怪しげなデジタル時計が埋め込まれていたのだ。そこで、先日爆弾騒ぎの一件でこの手の処理が得意と判明したベホイミとメディアに確かめてもらうことに。「はい、爆弾ですね〜」と楽しそうに答えるメディア。メソウサの説明によると、昼寝している間にこんな事態になってしまったという。爆発まであと7日。ところが、メディアが面白がって爆弾をいじったため、残り時間は一気に3時間になってしまう。「助けて下さ〜い」と必死に助けを求めるメソウサ。しかし同情されるどころか、うるさいからとメディアに宮本研究室から投げ飛ばされてしまうのだった。
 川まで投げ飛ばされたメソウサが岸に上がったところに現われた妙子。メソウサの爆弾は、彼女の仕業だった。「とって下さい〜」と泣くメソウサを、「もらったものなのでわかりません」と妙子はあっさり突き放す。ガックリと立ち尽くすメソウサ。でも、爆弾をくれた人を探せば何とかなるかも……?ハッと気付いたメソウサが「妙子さん!」と呼びかけたが、その姿は既になかった。
 妙子を捜すため商店街をトボトボと歩き回るメソウサ。最初は南条に「女の子を見ませんでしたか?」と聞いてみるも、早とちりの彼女は「ウサギなのに人間の女の子に恋したんですの〜?」と飛躍しすぎて話にならない。玲には、ペンを持てないことを知っているくせに似顔絵を描けと言われ、一条さんには「敵は己の中にあり!」といつも通りトボケたアドバイスを受け、鈴音と乙女には全然気付かれもしなかった。「なんか、もうどうでもよくなってきたような……」メソウサが諦めかた所に通りかかったくるみと6号。聞いてみると、くるみは妙子のことを知っているという。しかも、くるみのバイト先の喫茶店にさっきまで居たらしい。大急ぎで喫茶店に向かう2人と1匹、その間にも爆発時刻は刻一刻と迫ってくる。数々の不幸を乗り越えてきたメソウサも、今度ばかりは本当のピンチ!?

【「果報は寝て待て」かほうはねてまて…幸運は求めるより気長に待っていた方がよいというたとえ(ことわざ辞典より)】
第17話 天道は親なし
第17話 天道は親なし
脚本: 高山カツヒコ 演出: 吉田 徹
絵コンテ: 田所 修 作画監督: 中島美子・中本尚子
 今日は学園祭。クラスごとに様々な出し物を催す中で、C組は喫茶店を開いていた。しかも、ユニフォームはアキバ方面を中心に流行のメイド服。そもそも一週間前、どんな模擬店にしようか相談したとき、材料費が安く済むという玲の提案で、とりあえず喫茶店に決めたのが始まりであった。ところが、衣装部の協力があれば衣装代がタダということと、かわいいメイドに接客をさせ、客のサイフの紐を緩まそうということでメイド喫茶に変わってしまったらしい。その上、養鶏場からオスのヒヨコをタダで貰ってきて彩色し、カラーひよこまで売っている始末。玲の妥協を知らない商売根性にあきれるベッキーだった。
 メイド服が功を奏したのか順調にC組の客が増えてきたころ、ベッキーは見回りに出ることに。しかし、教師の仕事のはずなのに、歴史研究部のカゴに乗って出発。初めは、「学校行事ってのは事務処理が増えて大変なんだよ〜」などと面倒くさがっていたベッキーだが、結局むちゃくちゃ楽しんでいるようだ。ひととおり校内を巡回した後、姫子と共にA組のオバケ屋敷へ行ったベッキー。入り口の口上で怖くなり、一歩も入れず逃げ出してしまう。次に行ったのは動物園+駄菓子+喫茶……と、色々な催し物がごっちゃになっているD組。珍しい動物を公開中と聞いて入ってみると、オオサンショウウオとネコ神様、そしてタヌキとメソウサが麻雀をやっているではないか。大負けしたメソウサに代わり、あわやベッキーが代打ちさせられそうになる。映研ではアクション映画の撮影……と謳ってはいたものの、実際は映画の製作を巡って部員同士が争っている最中。「先生……みんなを止めてください!!」泣き叫びながら助けを求める来栖に、ベッキーは「無理」とあっさり断りさっさと去ってしまう。
 ベッキーが学園祭を満喫している頃、なんと、C組の前には長蛇の列が。メイド喫茶が大当たりをしていたのだ。教室の中には、忙しく働きまわるくるみと都、姫子に6号の姿が。押すな押すなの大盛況に玲はニヤリと、狡猾な笑みを浮かべる。「ゆくゆくはフランチャイズで全国チェーン展開だ!」学園祭を足がかりに、橘玲の立志伝が今、始まる?!

【「天道は親なし」てんどうはしんなし…天は常に平等であるということ(ことわざ辞典より)】
第16話 人間万事塞翁が馬
第16話 人間万事塞翁が馬
脚本: 金巻兼一 演出: 大沼心
絵コンテ: 福田道生 作画監督: 村山公輔・杉山寛延 
 ある日の放課後。ベッキーとC組のメンバーは、宮本研究室で生徒会諜報部の綿貫から報告を受けていた。学級委員の一条さんが今日、学校を休んだのである。日頃から意味不明な彼女だが、ここ数日の行動は明らかにいつもと様子が違った。気になったベッキーが、諜報部に調査を依頼していたのだ。「すごいもの見ちゃいました!」綿貫が見たのは、ウェディングドレスの前で涙を流す一条さん。驚愕する一同。綿貫はさらに調査を続けるため、一条さんを見張っている宮田に電話をかける。ところが突然、電話の向こうから宮田と来栖の叫び声が聞こえ、そのままプツンと切れてしまった。
 皆が現場に駆けつけると、そこには宮田と来栖が倒れていた。何があったのか2人に聞いても、よっぽど恐ろしい目に遭ったのか「うえ〜ん、私、諜報部辞めます〜」などと泣くばかり。「まだそう遠くへは行ってないはずだ……」ベッキーが辺りをうかがうと、物陰からこちらを覗いている一条さんが。尾行がバレたなら直接本人から事情を聞こうと追いかける一同だが見失ってしまい、2人づつ手分けして探すことに。ベッキーと組んだ姫子は、エサに大きな籠というあからさまな罠で捕獲されてしまう。アホには構ってられんと1人で追跡を続行するベッキーだった。一方、イマイチ気乗りしていなかった都は、6号と手錠でつながれ半ば強制的に追跡。狭い路地にオデコが挟まってしまうという屈辱の事態に見舞われながらも、一条さんの発見に成功。玲とくるみが迷い込んだのは、マンションの郵便受けや店の看板、町のプレートにまで『一条』と書かれている場所。「もしかして、このへんって全員……?」玲が考えていたところに通りかかったのは一条妹。2人が姉の居場所を聞こうとしても、ちょこまかと逃げ回る一条妹に翻弄されてしまう。
 そうこうするうち、ようやく一条さんを追い詰めた6人。「一条! 私たちは敵じゃない!」落ち着かせようとするベッキー。しかし一条さんは、疑っているのかトボけているのか天然なのか、「私を油断させて組織へ売るつもりですね」などと言って聞く耳を持たない。その時、そこへ突っ込んできたのは黒塗りの車。ベッキーたちを追い散らした車から下りてきたのは黒スーツにサングラスというM○B風の男。驚く皆の前で、謎の男と一条さんは車に乗って走り去っていった。謎だらけの一条さんの背後にあるのは、組織的な陰謀か? 秘密の恋人か? それとも……

【「微かなるより顕かなるはなし」かすかなるよりあきらかなるはなし…誰も知る者がないと思っても、自分が知っている限り隠し通せないということ(ことわざ辞典より)】

(C)氷川へきる/スクウェアエニックス・ぱにぽに製作委員会

ぱにぽにだっしゅ!