ストーリー
自由すぎる校風の私立高校・桃月学園に 天才ちびっこ先生・レベッカ宮本(通称ベッキー)が赴任!
個性的な生徒達と動物達(?)と共に ちびっこベッキーが活躍したりしなかったりする
びみょーにきみょーなスクールコメディ!!
第15話 堅忍不抜
第15話 堅忍不抜
脚本: 植竹須美男 演出: 江島泰男
絵コンテ: 江島泰男 作画監督: 実原 登
 ベッキーたちはピンチに陥っていた。C組全員の乗っているバスが、今まさに崖っぷちから落ちようとしていたのだ。車体の半分を宙に浮かせてなんとかバランスを保っている状態で、ちょっとでも動こうものなら崖下の海へまっ逆さまに落ちてしまう。
 そもそも、今日は楽しい遠足の日であるはずだった。出発前には、ワイワイ騒いで盛り上がっていたいつものメンバー。ところが、出発してからバスジャックに襲われたり、謎のトラックに追いかけられたりとアクシデントの連続の末、今に至ったのだ。玲やくるみ、6号は何とか椅子に座って耐え、都は単語帳を見て現実逃避。一条さんは、相変わらずのポーカーフェースでケロリとしている。姫子は席に立ち上がったままで動けず、「♪ベッキーど〜しよ〜」と、マイクを持って叫ぶ。「だから椅子の上に立つなと言ったんだ」と床に倒れたまま突っ込むベッキー。ずり落ちるのを耐えているのもつらそうだ。
 一方、他のクラスは無事に遠足を終えて学校へ帰ってきた。そこでやっと一同は、C組のバスが一緒ではないことに気付く。ところが二日酔いで五十嵐先生がダウンしたり、鈴音と乙女がジャレたり、綿貫がC組の行方不明を宇宙人の陰謀だと熱弁したりして、ちっともベッキーたちを探そうとしないのだった。
 その頃、ベッキーは何とか事態を打開できないかと、南条からもらったメソウサのロボット・ロボウサを発進させる。ところが、ロボウサは救助を求めに行かずバスのそばでグルグル回るだけでちっとも役に立たない。それどころか、タイヤから発する火花のせいで、バスが燃え出してしまったのだ。一条さんが火消しの格好をして火は消し止めてくれたので、なんとか大事には至らず、胸をなで下ろすベッキーたち。安心した姫子は、「♪おなかと背中がくっつくカナ〜」と、お腹が空いたことを思い出して歌いだす。「こんなものでよろしければ」と、チョコを取り出す一条さん。「プリーズギブミー!!」と姫子は一条さんにチョコを投げてもらうが、玲や都、さらに6号にまでインターセプトされてしまう。すっかり元気をなくした姫子は「海よ、空よ、大地よ、特選食材をわけてくれ〜!!できればカニなどを!!」などと天に訴える。すると、海の中から巨大なカニが現われた。C組のバスの運命は?このままベッキーたちは、カニの餌食となってしまうのか!?


【「堅忍不抜」けんにんふばつ…がまん強く耐え忍び、心を動かされないこと(ことわざ辞典より)】
第14話 石を抱いて淵に入る
第14話 石を抱いて淵に入る
脚本: 金巻兼一 演出: 加藤洋人
絵コンテ: 角田一樹 作画監督: 加藤洋人
 とある昼休み、ベッキーはとてもご機嫌だった。しばらく学食が閉まるため、今日はお姉ちゃんが作ってくれたお弁当を持参。BLTサンドを期待してランチボックスを開けると、中にはベーコン(B)・レタス(L)・トマト(T)ではなく、素のブロッコリー(B)とレモン(L)とターキー(T)が。「お姉ちゃんのバカ……」とガックリするベッキーだった。
 C組の教室でみんなの弁当からお裾分けしてもらい、何とかお昼ごはんにありついたベッキーだが、明日からどうしようかと考え込んでいた。今日の中身ではお姉ちゃんには期待できないし、かといって、また生徒に分けてもらうのも情けない。バイト先の中華屋で自分の弁当を作っているという玲に頼んでみても、「自分で何とかしろ」とサラッと断られてしまう。途方に暮れつつベッキーが口に運んだくるみのおかず、これが妙にうまい。くるみを問い詰めるとその弁当は双子の兄・修が作ったと判明。「桃瀬兄か……」何かを思いつき、ニヤリとするベッキー。その頃、桃瀬兄は犬神と弁当を食べていた。学食の休業を忘れていた犬神は、ベッキーと同じく昼飯ヌキになりかけ、余分に弁当を作ってきていた桃瀬兄に救われたのだ。「割と器用だな」と、出来栄えに感心する犬神。そこにベッキーがやってきて、桃瀬兄に弁当を作ってくれるように頼み込む。「断るなら今だぞ、アニキ」と釘を刺すくるみだが、桃瀬兄は「いいっすよ、先生。よろこんで♪」とお気楽に引き受けてしまう。しかも弁当ではなく、学食の厨房で昼食を作ることに。先ほどまでの心配はどこへやら、「明日が楽しみになってきたぞ〜」と、期待でホクホク顔のベッキーだった。
 次の日の昼休み。ベッキーたちが学食の厨房へ行くと、昼食を作っているはずの桃瀬兄が見当たらない。朝から気合を入れて料理の準備をしていた桃瀬兄だが、あまりに天気がいいという理由で、とっとと早退しまったらしい。「あのスチャラカ野郎〜」と呆れるベッキー。しかし幸い、仕込みの済んだ食材は目の前にある。桃瀬兄の代わりに作ってくれないかと玲に頼むと、「やだ、断る」とにべもない答えが返ってきた。あまりに冷たくあしらわれてブーたれたベッキーは、「玲の奴め!だったら私が自分でやろうじゃないか!」と一念発起、自分で昼食を作り始めた……


【「石を抱いて淵に入る」いしをだいてふちにいる…自分から進んで災難や危険を招くたとえ(ことわざ辞典より)】
第13話 悪の報いは針の尖
第13話 悪の報いは針の尖
脚本: 金巻兼一 演出: 森山雄冶
絵コンテ: 森山雄冶 作画監督: もりやまゆうじ
 ある日の補習授業、教室にはいつものC組の面々、A組の柏木姉妹、B組の綿貫と乙女に鈴音、さらに、D組の芹沢と宮田が集まっていた。ベッキーが補習を始めようとした瞬間、突然轟く爆発音。外を見ると、校庭にはバズーカ砲を担いだ牛、忍者の格好をした女、そして雲をつくような大男が。彼らは全日本番長連合。桃月学園を牛耳っていると噂のチビッコ番長すなわちベッキーに挑戦しにきたのだ。理不尽な挑戦表明に唖然とするベッキー。誤解を解こうにも、一条さんがいらぬ挑発をしてしまったおかげで、番長たちとの激突はもはや避けられない状況に。人語を話す牛・ヒロスケにバズーカ砲をバカスカ撃たれ、止むを得ず一同は校舎の中へ避難する。
 どうにか教室に逃げ込んだベッキーたちは作戦を練っていた。まずは芹沢に着ぐるみを着せてヒロスケを色気で取り入れようとするが、あっさりと見破られて、芹沢はバズーカの餌食となる。続いて乙女に金髪のかつらをかぶせておとりにするも、忍者女・お銀の手裏剣にあやうく、やられそうになる。ことごとく作戦が失敗し、「こうなったら、なんとか学校の外へ逃げるしか…」と玲がこぼしたとき、ヒロスケが白鳥鈴音の写真を落としていった。どうやらヒロスケは、学年1の健康優良女子・鈴音に一目惚れしていたらしい。これを利用しない手はないと、今度は芹沢に鈴音のコスプレをさせる玲。ところが、芹沢はヒロスケが本物の鈴音と居るところに出くわしたため、再びバズーカの餌食に。それを見て怒った鈴音は「悪い子はチョップしちゃうぞ〜」と必殺チョップでヒロスケを沈めてしまうのだった。さらに、お銀は一条さんの手によっていつのまにか捕まっており、「一条と白鳥がいたら勝てる気がしてきた」とすっかり安心する玲と一同。その時、校庭で控えていた大男・フジヤマがついに動き出した!


【「悪の報いは針の尖」あくのむくいははりのさき…悪いことをした報いはすぐにやってくるということ(ことわざ辞典より)】
第12話 人に高下なし、心に高下あり
第12話 人に高下なし、心に高下あり
脚本: 高山カツヒコ 演出: 西村博昭
絵コンテ: 佐伯昭志 作画監督: 大河原晴男
 授業中にもかかわらず、今日も姫子は気持ちよく爆睡中。「成績が下がると将来の夢が叶わなくなるぞ」と叱るベッキーだが、6号から「宮本先生は将来の夢ってあるんですか?」と尋ねられ、自分自身の夢について考える。ところが天才少女ゆえ、ベッキーには一般人が憧れるような夢がなかったのだ。「私は夢も希望もない人間なのか……」と、ショックを受けるベッキー。
 放課後、ベッキーが見回りに来るとC組にはまだ生徒が残っていた。「マホ〜、一緒にトランプしよー♪」と、ベッキーに抱きつく姫子。その時、宇宙船から飛んできた怪光線が姫子のアホ毛に当たると、その光が大きくなりあたりを照らす。光が消え、気付いたベッキーは不思議な場所にいた。周りにあるあらゆるものにアホ毛が生えているのだ。一緒にいた、都に玲、くるみに6号、そして一条さんもあまりの出来事に呆然とする。ふと見ると、そこには崩れたお菓子の家と賞味期限切れのマンゴープリンが。それは、さっき姫子が夢で見ていたと言ったとおりのものだった。そう、どうやらさっきの光線のせいで、全員が姫子の夢の中に入ってしまったらしい。
 ともかく、アホ毛の生えたカエルやらウツボやらがいる異常な世界にいるのは耐えられそうもないので、何とか脱出しようということに。夢を見ている姫子を起こせば戻れるだろうということで、姫子を求めて夢の世界をさまよっていると、6号が怪しい扉があることに気が付いた。一同が開けようとすると、「開けんじゃねー!!」とミカエルと名乗るヒゲの生えた太った男が飛び出してきた。「俺様との勝負に勝てば、姫子ちゃんに会わせてやってもいいんだぜ〜」と言い出したミカエルは、水の入った洗面器を持ち出してきた。ミカエルの言う勝負とは一体? そして、ベッキーたちは姫子を見つけることができるのか!?


【「人に高下なし、心に高下あり」ひとにこうげなし、こころにこうげあり……人間の価値は、お金の有無や、身分で決まるのではなく、心の高下によって決まるということ(ことわざ辞典より)】
第11話 人間万事塞翁が馬
第11話 人間万事塞翁が馬
脚本: 金巻兼一 演出: 鈴木卓夫
絵コンテ: 福田道生 作画監督: 田中穣
 放課後、鈴木さやか通称6号さんは、ひとり真剣な表情で机に向かっていた。「何やってるんだ?」と、ベッキーが声をかけると、姫子の代りにクロスワードを解いているという。さらに、机の上にはくるみや玲、一条さんに頼まれた買い物の品々が。パシリ扱いする玲たちも玲たちだが、何でもニコニコ言うことを聞いてしまう6号も6号だと呆れるベッキー。しかし、当の本人たちは何とも思っていない様子だ。
 翌日、登校してきたC組の一同が見つけたのは、校舎の外れに置いてあるオープンカー。見慣れぬ車を囲んでワイワイ話していた所に6号さんがやってきて、「ミジェットですよ。古いイギリスの車なんです。」などと説明を始める。妙に詳しいので玲が不思議に思っていると、メディアが、夕暮れの川辺で6号さんが、彼氏らしき人物と一緒にその車に乗っているのを見たと言う。くるみや姫子は詳しく聞き出そうとするが、「違いますぅ!(汗)」と、かたくなに否定するのだった。
 授業が終わり、玲たちはベッキーにどうやら6号が誰かと恋愛中だと話す。ベッキーも最初は「ほっといてやれよ」とか先生らしいことを言っていたものの、玲の口車にまんまと乗って、相手探しを協力することに。車の持ち主は先生らしいということで、職員室で「外に停まっているオープンカーって誰のなんですか?乗ってみたいな〜」と、わざとらしく声をあげる。すると、「そうですか。では宮本先生、のちほどご一緒に」とキーを取り出したのは、なんとジジイだった。あまりに謎の多い展開、ジジイの素性を調べてみても、名前以外のことは何もわからない。それならば車に同乗してみれば何かわかるのではないか?捨て身の調査を敢行するベッキー。ところが、ジジイの運転のヘタさ加減と無謀っぷりは、ベッキーの予想をはるかに超えていた!


【「人間万事塞翁が馬」にんげんばんじさいおうがうま……人生、先のことは予測がつかないというたとえ(ことわざ辞典より)】

(C)氷川へきる/スクウェアエニックス・ぱにぽに製作委員会