その朝、日本は全国的に朝であった。全国的に学生たちは学校の教室で朝のホームルームを今や遅しと待ちかね、ここ桃月学園1年C組でも姫子が支離滅裂なコトをわめいて走り回り、玲がツッコミ、委員長の一条さんは異次元の会話をかますといった普通だったり普通じゃなかったりする朝の風景が繰り広げられていた。主に普通じゃなかったのは、いきなり担任の先生が休職して代りに新しい先生がやってくるということ、そしてかなり普通じゃないことにその先生というのは11歳ながらMassachusetts
Institute of Technology(まちゃちゅーせっちゅ……以下略)を卒業した天才ちびっこ先生だということである。一方、期待と不安と主に好奇心に教室がざわめいているころ、当のちびっこ先生ことレベッカ・宮本(通称ベッキー)は大遅刻の上に道に迷って物語の舞台と全然関係ない日本のどこかを彷徨っていた。桃月学園長が遣わした謎のカラクリ人形の導きでようやくC組の教室にたどり着いたベッキー。先生が初日から大遅刻してバカにされないだろうか?不安に押しつぶされそうになりながらも意を決して扉を開いたベッキーに突き刺さる、生徒たちのフレンドリーかつ好奇心丸出しの視線。果たしてベッキーは“教師>ちびっこ”としてクラスに受け入れて貰えるのだろうか〜?